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痛みのメカニズム

痛みのメカニズム

あなたは、「こんな理由で痛い」と思っていませんか?

「骨が変形しているから」
「軟骨がすり減っているから」
「体重が負担になっているから」
「神経が圧迫されているから」
「老化によるもの」
「筋力が低下しているから」


そして、今までいくつもの治療院や整形外科などで、このようなことが痛みの原因だと言われたり、説明を受けたかもしれません。あなた自身も骨の変形や神経の圧迫で、辛い痛みが出ていると思い込んでいらっしゃるかもしれません。
でも、本当にそれがあなたにとって痛みの原因なのでしょうか?


今からあなたに大切なことをお伝えします!

実は、骨が変形していても、軟骨がすり減っていても、神経が圧迫されていても、年をとっていても、それが痛みの原因ではなかったのです!
同じ要素を持っていても全く「痛みを感じていない人」もいるというのも事実なのです。それも同じくらいの割合でいるのです!
それなのに、骨が変形しているから、神経が圧迫されているから云々が、痛みの原因と言えるでしょうか?
ここでは、「痛みの本当の姿」を知らずに苦しんでいるあなたに、「痛みの仕組み」知っていただきたいと思います。


痛みのメカニズム

これからお話しさせていただく事は、今までの常識やあなたが説明を受けてきた事とはだいぶ違いがあるかも知れません。
とりあえず、今までの固定観念はそっと横に置いておいて、楽な気持ちで読んでみてください。
本当の「痛みの原因」を知ることで、改善するスピードが断然変わってくることと思います。


痛みのメカニズム

痛みの正体は電気信号です。発痛物質が侵害受容器を刺激すると電流が生じます。それが神経繊維を通って脳に伝えられます。脳でその電気信号をいろいろな情報を通して「痛い」と判読しているのです。
痛みというのは電気信号が脳に伝わり、脳がどう処理したのかということだけのなです。
この電気信号を脳が感じなければ人は痛みを感じないのです。
神経の役目は電線です。電気信号を脳へ伝えるのが神経の役目です。
そして、電気信号が脳に届いて初めて「痛みとして認識する」ということです。
痛みというのは脳で感じているということなのです。
この信号が脳に伝わらなければ、人は怪我をしても、身体のどこかが壊れても痛みとして感じることはありません。
また、痛みの出発点が神経の末端である以上、神経の途中で痛みが発生したり、感知されることはないということです。
ですから通常、神経の圧迫や牽引で痛みを感じることはあり得ないのです。


痛みのメカニズム

痛みには大きく分けて2種類の痛みがあります。「早い痛み」と「遅い痛み」です。「一次痛」と「二次痛」とも言われます。体になんらかの刺激を受けた直後に感じる鋭い痛みを一次痛、少し遅れて感じるうずくような痛みを二次痛といいます。
例えば、転んで頭を打ったとき、最初に感じる「火花が飛ぶような痛み」は一次痛で、その後に感じる「ズキズキした痛み」は二次痛で、2~3日経ってもズキズキ痛みが残っている場合もあるかも知れません。これが「遅い痛み」の例です。
このように痛みには、そのときだけ感じる「早い痛み」と、刺激がなくなったあとにも続く「遅い痛み」があるのです。早い痛みに関しては刺激をやめればなくなりますから、特に問題ではないのですが、問題はこの後からくる「遅い痛み」にどう対処するかが大切です。


痛みのメカニズム

わたしたちの身体は、ある一定の場所に連続して刺激を受けると、交感神経が緊張し、筋肉も緊張、血管は収縮していきます。
血管が収縮していくと、血液の流れが悪くなり、身体の細胞は酸素欠乏状態となるのです。

身体の細胞にとって、酸素欠乏状態とは、自身の死活問題です。  すると、この危機的状況に反応して、血液中の血漿(けっしょう)からブラジキニンなどの痛み物質が発生するようになっています。
そして、この痛み物質が知覚神経の先端を刺激すると、痛みの電気信号が発生し、脊髄、視床を通じて脳へ伝わり、脳が痛みとして認識することとなります。
つまり、痛み物質が発生しなければ、遅い痛みを感じることはないということです。

・連続した大きな刺激
     ↓
・交感神経の緊張
     ↓
・血管の収縮、筋肉の緊張
     ↓
・酸素と栄養などを運んでいる血液の流れの悪化
     ↓
・細胞の酸素欠乏
     ↓
・痛み物質の発生(ブラジキニン、セロトニンなど)
     ↓
・知覚神経を刺激
     ↓
・痛みの電気信号の発生
     ↓
・脳が電気信号をキャッチ
     ↓
・脳が痛みを認知


痛みのメカニズム

ある刺激によって交感神経が緊張すると、筋肉や血管が収縮して、血流が悪くなり、細胞組織が酸欠になり発痛物質が発生します。
実は、無理な姿勢や怪我といった外からの刺激がなくても、痛みを発したり増加させたりすることがあるのです。
その刺激とは・・・。
それは、悩み、不安、恐れ、葛藤、怒りといった感情や精神状態なのです。
人は不安や恐れ、怒りなどの感情を抱くと、それらの感情が刺激となって交感神経が緊張します。
不安や恐れ、怒りなどの感情は、ネガティブな感情です。ネガティブな感情を長く持てば持つほど交感神経が緊張します。
すると、どんどん筋肉や血管の収縮が起こり、血流障害が悪化していきます。
血流が悪化すると、同様に筋肉などの細胞は酸欠によって危機的状態になりますから、痛み物質を放出します。
そして、それが電気信号として脳に伝わって痛みを感じます。
外的刺激など、患部に何らかの刺激を受けた場合以外にも、「あなたの中にある悩み、不安、恐れ、葛藤、怒りといったネガティブな感情」によって痛みが生まれる仕組みがあるということなのです。
脳は、痛みを感じると同時に不安や怒りなどの感情も同時に感じます。
日頃からストレスをたくさん感じていたり、ネガティブな感情を感じやすい人ほど、脳は痛みを増加させてしまう傾向にあります。
痛みを発生させるような外的な刺激が一切なくなったのにもかかわらず、慢性的に痛みを感じ続けるのはこのためだったのです。


痛みのメカニズム

慢性痛は痛みのスパイラル(負のスパイラル)
あなたが悩む頭痛や腰痛といった慢性症状は、最初は一時的な痛みだったと思います。
時々痛むことがあるけれど、普段はそれほど気にならない。痛んだとしてもすぐに治まってしまう。
そんなご経験があなたにもあるのではないでしょうか?
人間には自然治癒力がありますから、悪性腫瘍・骨折・感染症などの重大な病変でないかぎり、痛みというのは基本的には自然治癒するはずです。
しかし、放っておいて治る人と治らない人がいるのです。
痛みがなかなか良くならないと不安や恐怖を抱きます。
不安や恐怖は痛みを増加させます。痛いとまた不安になります。
しまいに痛みそのものがストレスとなり、常に交感神経を緊張した状態が続きます。
交感神経が緊張すると⇒血管収縮⇒血流悪くなる⇒組織の酸欠⇒発痛物質⇒痛み という悪循環が続いてしまうのです。
痛みによって起こる不安、恐怖、怒りといった心理的な心の負担が強ければ強いほど、交感神経をより優位にします。
そうするとさらに筋肉の緊張が強まって血流が悪化します。血流の悪化によってさらに痛みが強くなります。
痛みが強くなると・・・まさに負のスパイラルに入っていまうのです。
これが痛みの悪循環、慢性痛のメカニズムです。

痛みのスパイラル

痛みのスパイラル


痛みのメカニズム

前の章でも触れましたが、痛みは電気信号です。
脳で痛みを信号として認識しています。
まず、組織が何らかの損傷を受けます。すると患部では痛み物質(セロトニン、ヒスタミン、ブラジキニン)が放出されて、知覚神経の先端にあるセンサー(侵害受容器)がその痛み物質をキャッチします。
するとそれが電気信号となって感覚線維という神経を興奮させ、その電気刺激が脊髄を通って、脳にある延髄網様体~視床へと伝わります。
視床で、電気信号は2つの経路に分かれて、それぞれの経路を同時に伝わって脳の2か所の部分に伝わります。
ひとつは、脳の体性感覚野というところに伝わって、「痛い!」という痛みとして感じます。
もうひとつは、脳の前頭前野というところに伝わって、ここでは"不安"や"恐怖"、"怒り"などの感情が起こります。
脳の痛みの認識
1.体性感覚野では、電気信号を「痛み」として感知します。
2.前頭前野では、電気信号が不安、恐怖、怒りなどの「感情」を発生させます。


痛みというのは、痛みだけ単独で認識されることはなく、不安や恐怖、怒りなどの感情も同時に生じるのです。 ここが重要なポイントなのですが、脳は痛みを単に「痛み」としてだけ感じるのではなく、痛みと同時に不安、恐怖、怒りなどの感情も同時に感じているのです。


痛みのメカニズム

痛みを感じるのと同時に、不安や怒りなどの不快な感情、ネガティブな感情も同時に感じる。これが脳の仕組みです。
こんな脳の働きがあるから、痛みはストレスにもなります。
また、日常的にストレスを感じることが多かったり、怒りや不安、イライラといった不快な感情、ネガティブな感情を抱きやすい人ほど、より脳が痛みを感じやすくなり、痛みを強めてしまう傾向にあります。
これは、心と身体が密接に連動している証拠でもあります。
身体が痛い状態でいるときは、気分も落ち込みますよね?逆に不安や心配事など心が苦しい状態であるときは身体も辛く苦しくなってしまうものです。
こうして身体的、精神的ストレスが痛みとなって現れるのです。
現代はまさにストレス社会。実に幅広い年齢層で多くの方がストレスを感じています。
逆にストレスを抱えていない人なんていないでしょう。
ストレス=不快な感情です。不快な感情を抱くことでストレスは起こります。
そしてこのストレスを抱え込んだままにしておくと、常に身体を傷つけ続けているということになるのです。自分ではなかなか気付かないこともあるかもしれませんが、不快な感情に支配されることが多いと、慢性的な痛みが続くことが多いのです。
身体的な施術をしても改善しにくい慢性痛は、ほとんどの場合ネガティブな思考や感情が影響しています。
不安や怒り、恐怖などのネガティブな感情を解放すると痛みも解消へと向かいます。
ですから、慢性痛の解消のためには、身体的なアプローチと併せて思考や感情に対する総合的アプローチも非常に大切なのです。


痛みのメカニズム

慢性痛解消のためには、痛みの悪循環をどこかで断ち切るかがとても大切です。
痛みの悪循環をもう一度おさらいしてみましょう。


・連続した大きな刺激
     ↓
・交感神経の緊張
     ↓
・血管の収縮、筋肉の緊張
     ↓
・酸素と栄養などを運んでいる血液の流れの悪化
     ↓
・細胞の酸素欠乏
     ↓
・痛み物質の発生(ブラジキニン、セロトニンなど)
     ↓
・知覚神経を刺激
     ↓
・痛みの電気信号の発生
     ↓
・脳が電気信号をキャッチ
     ↓
・脳が痛みを認知
痛みを和らげるためにはこのサイクルで起きている逆のことが起これば良いわけです。
例えば、副交感神経の興奮・血管が拡張・筋肉のリラックス・末梢の血流が促進・組織の酸素が十分に足りるなどのことが起これば良いのです。
それは、わかりやすくいうと、あなたが「快」と感じること、気持ちいいと感じること、この"感じること"が大切になってきます。 あなたが、「快」の感覚を感じることで副交感神経が活発に働きだし、筋肉がリラックスし・末梢の血流が改善するとともに組織の酸欠状態も改善されていくわけなのです。
もし、あなたが恐怖や不安、怒りの感情を持っているなら、まずはその感情を手放すことが、快の状態、気持ちよい状態を生み、副交感神経を優位にさせることにつながります。


痛みのメカニズム

ここまで読んでいただくと、慢性的な肩こりや腰痛、腕や足のシビレ等は電気信号であり、脳の判読であり、記憶であり、局所の酸欠による発痛物質が原因だったとおわかりいただけたと思います。
その局所の酸欠による発痛物質の発生は自律神経(交感神経・副交感神経)が深く関係しているわけです。
そこで、まる整骨院では、操体法という療法をメインに、より過度に緊張した筋肉や筋膜のコリを自然の法則にもとずいて、安全に優しく体全体のバランスを整え、血流を改善する食生活のアドバイス、呼吸の仕方、等の生活習慣改善のアドバイスをすることで、交感神経が緊張するようなストレスを総合的に解放していくあなただけのオーダーメイドのアプローチを行っています。
痛みの悪循環サイクルをみるとはっきりわかりますが、自律神経(交感神経・副交感神経)のバランスが非常に大切です。
ただ単に整体を受けるだけの「受け身的」な在り方だけでは解決していかないのです。何故なら、自律神経のバランスを乱すものは、あなたの生活習慣の中にあるからなのです。
ですから慢性痛の根本解決のためには、生活習慣の改善を含めて総合的なアプローチが必要であり、あなた自身がそのカギを握っているのです。
患者さん自身の生きかたを見直し改善することにより、自然治癒力が高まると、自然とその人自身の身体が治してくれるようになっているのです。

【参考文献】
トリガーポイントブロックで腰痛は治る!
加茂整形外科医院院長 加茂 淳

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